知識も経験もない経理を任された私が、今では大きな不安もなく業務をこなせるのは、山口さんの力と存在があったからこそと常に感謝をしております。 私の中では、政治界の池上さん的存在同様、税理士会の山口さんと思える程に、若いながらも、知識・経験ともに豊富でいらっしゃる方です。 聞きにくい小さな疑問・質問にも丁寧に分かりやすく説明してくださり、電話での急な依頼後にも敏速に対応して下さります。 皆さんも一度、会ってみて下さい。 とても気さくな方ですよ。 熱心な想いを持っている方で、会社経営の相談等にも快くのってくれると思います。 |
自動車整備業・自動車販売業の税務のポイントは、【自動車の受け払い】です。 自動車整備会社に対する税務調査で必ずチェックをされるのは、入出庫のタイミングです。 どのタイミングで整備に入り、どのタイミングで終了したのか、一連の流れを確認されます。 また、自動車販売業も同様です。 どのタイミングで購入し、どのタイミングで売却したのか、紐付けをしながら確認されます。 それではなぜ、自動車の受け払いが確認されるのでしょうか? これは、在庫棚卸の調整や売上の申告漏れが行われていないかを調査するためです。 例えば、当期の費用は、期末在庫の価格は少ない方が大きくなります。 仕入価格が1,000万円で、期末在庫の価格が300万円の場合には、当期の費用は700万円ですが、この期末在庫の価格を200万円とすると、当期の費用は800万円となります。 つまり、当期に税金を納めないためには、費用をその分大きくする必要があるため、在庫の価格を調整して実際よりも少なく見せかけようとする心理が働きます。 また、そもそも売上の金額が少なければ、当然のことながら、その分、税金の負担は減少します。 そのため、売却(整備)した自動車の台数を実際よりも少なく申告しようとする心理も働きます。 しかし、税務調査では、当然、こうした納税者の心理は見透かされていますので、受け払いの流れをもとに、期末在庫や売上の適正な金額は簡単に調べられます。 受け払いが事実と異なると、どうしても流れに歪みが出て不自然な点が浮き上がってきますので、ありのままの申告をすることを前提に、適正な節税対策で税金を抑えることがベストです。 もう一つの注意点は、【自賠責手数料】です。 整備業・販売業をされている方は、自動車にかかる保険業務も附随してされている方が多いです。 自賠責に係る手数料も雑収入として申告をする必要がありますので、できるだけ手数料も会社の口座に入金するようにし、申告漏れがないように留意することが肝心です。 |