毎月、フットワークよく来てくれるので助かります。 若いけれど、しっかりしている! 会計・税金のことは、山口先生に一任です。 これからも末永いお付き合いをお願いします。 |
飲食業の税務のポイントは、【箸の本数】です。 「箸の本数?」 おそらく皆様の頭の上には、クエスチョンマークが出ているかと思われます。 実は、税務調査の際に、割り箸の残り本数を調べられる場合があります。 なぜならば、割り箸の残り本数から、売上を推測することができるからです。 領収書の日付を見て、1週間前に購入した1,000本の割り箸が残り300本。 そうすると1週間で700本使用していますから、1日当たりの平均来客数は100人。 客単価1,000円ですと、1日当たりの売上は100,000円。 1年分の売上は、1日当たりの売上×営業日数。 これで簡単に1年分の売上は推測されますよね? このように、飲食業の売上のごまかしは、こうした意外なところからバレてしまいます。 また、【自家消費】を計上してあるか否かもポイントです。 自家消費とは、自分のお店で作った賄い料理のことです。 この自家消費分は、収入として計上しなければなりません。 「自分の店で自分で作った賄いを食べて、何でそれを収入に計上しなくてはならないの?」 なぜならば、賄いを作る材料費は、お店の経費として計上しているはずだからです。 業者から食材を仕入れた際に、お客様用と賄い用で領収書を分けてもらうことは、ないですよね? 通常、飲食業はほぼ100%、自家消費が発生しているはずです。 ですので、自家消費分を計上していない申告書は、不適切と一目で判断されます。 飲食業の税務は、チェックする箇所が意外と多いです。 飲食業に強い税理士だからこそ知っている税務のポイントは、他にもまだたくさんあります。 |
飲食業の経営のポイントは、【FL比率】です。 F(Food)L(Labor)比率とは、飲食店の売上に対する食材費と人件費の割合のことです。 FL比率=(材料費+人件費)÷売上 例えば、売上が2,000万円、材料費が1,000万円、人件費が400万円ですと、FL比率は0.7となります。 このFL比率から、お店の経営状況が把握できます。
上記の例ですと、FL比率は0.7ですので、改善策を考えなければなりません。 ・ 客単価を上げるサービスを提供して、売上の増加を図る。 ・ 材料の発注先を再検討して、材料費の削減を図る。 ・ 従業員の時間管理を徹底して、人件費の削減を図る。 FL比率を用いることで、現在の経営状況及び今後の課題が見えてきます。 税務のみならず、こうした飲食業経営のご相談もお任せ下さい。 |